ブランドバッグの歴史を振り返ると、その背景には必ず「時代」と「技術」、そして「デザイン哲学」が存在します。
その中でも GUCCI(グッチ)のバンブーシリーズは、ただのバッグデザインではなく、時代を象徴し、世界的ブームをつくり上げた特別な存在です。
今回は、買取店として知っておきたい「昔のグッチのバンブーシリーズ」に焦点を当て、ブランド誕生からデザイン成立まで深掘りしていきます。
目次
■ グッチとは?

GUCCIの歴史は1921年、イタリア・フィレンツェから始まります。
創業者 グッチオ・グッチは、ホテルのボーイとして接客する中で、世界中の富裕層が持つ高級旅行鞄や馬具に強く魅了されました。
その経験をもとに、彼は
「上質な素材と卓越した職人技術による、長く愛される革製品をつくる」
という理念を掲げ、革製品工房を立ち上げます。
特に創業初期のグッチ製品には、馬具文化の影響が色濃く残り、
ホースビット・ウェブライン・バンブーハンドルなど、多くの象徴的モチーフが誕生しました。
■ バンブーが採用された理由 ― 戦時下の苦肉の策からの革新

バンブーラインが誕生したのは 1947年頃と言われています。
第二次世界大戦の影響で皮革や金属など多くの素材が手に入らず、バッグ製作は困難な状況でした。
しかし、代替素材として着目されたのが――**日本から輸入されていた竹(バンブー)**です。
竹は軽く、強度があり、加工性も高い素材。
さらに当時のヨーロッパではエキゾチックで珍しい素材として認識されており、
「代用品」ではなく、逆に革新的で高級なデザイン要素へと進化しました。
バンブーハンドルは匠の技で曲げ加工され、火で炙って飴色に仕上げられ、
1つとして同じ模様のない独特の風合いを持つ唯一無二の表現となりました。
■ 世界的アイコンへ ― オードリー・ヘプバーンも愛したバッグ
バンブーラインの知名度が一気に高まったのは、
映画界のスターたちが愛用したことがきっかけです。
特にオードリー・ヘプバーン、グレース・ケリーをはじめとするセレブリティが持ち歩いたことで、
世界中の女性の憧れの象徴として認識されるようになりました。
さらに1960~1980年代にかけ、グッチは拡大路線を進め、
バンブーはブランドのアイコンとして定着。
その後、2010年代には再び復刻ラインとして登場し、今もなおベストセラーとして人気を保っています。
■ 昔のグッチバンブーの特徴と魅力
古い時代のバンブーシリーズには、現行品とは異なる魅力が存在します。

そのため、近年ヴィンテージ市場やセカンドマーケットで再注目されています。
■ 現代でも人気が衰えない理由
昔のバンブーシリーズは、ファッションとして魅力があるだけではなく、
時代背景、文化、職人技術、デザイン性がすべて詰まっている点が高い価値につながっています。
また、SDGsやサステナブル思考が広まり、
「長く使える良いもの」「修理しながら愛用できるもの」が再評価されていることも大きな要因です。
■ 買取市場での需要と査定ポイント
ヴィンテージグッチの査定では、以下が重要です。
- バンブーハンドルの状態(割れ・変色・ガタつき)
- レザー部分の乾燥やひび割れ
- 内部のベタつき・粉吹き
- ストラップや付属品の有無
- 刻印やタグの年代判別
状態が良い個体ほど、コレクター価値が発生しやすくなっています。
■ まとめ ― バンブーは「歴史を持つデザイン」
GUCCIのバンブーラインは、単なるバッグの形や流行のデザインではなく、
- 戦時を生き抜くための創意工夫
- 職人の手仕事
- アイコンとなった芸能文化
- イタリアのクラフツマンシップ
これらが1本の竹から生まれた象徴です。
現在でも世界中で愛され続ける理由は、
「バッグでありながら語れるストーリーがある」からかもしれません。
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