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IWCとオールドインターの魅力を徹底解説|名門時計ブランドの歴史とヴィンテージIWCの世界
高級時計ブランドとして世界的に知られているIWC(International Watch Company)。現在では「ポルトギーゼ」「パイロット・ウォッチ」「インヂュニア」「ポートフィノ」など、幅広いコレクションを展開しています。
一方、時計好きの間で昔から特別な存在として語られているのが「オールドインター」です。
オールドインターとは、IWCが過去に製造したヴィンテージモデルを中心に、時計愛好家の間で使われている呼び名です。現行モデルとは異なる小ぶりなケース、シンプルで端正な文字盤、そして歴史的な名機を搭載したムーブメントなど、現代のIWCとは違った魅力があります。
この記事では、IWCの歴史からオールドインターの意味、代表的なムーブメントやモデル、そして現在でも多くの時計ファンを惹きつける理由まで詳しく紹介します。
IWCとは?
IWCはInternational Watch Companyの略称で、1868年にフロレンタイン・アリオスト・ジョーンズによって創業されました。
創業の地はスイス北東部のシャフハウゼン。スイス時計産業の中心地として有名なジュネーブやビールなどとは少し異なる地域で、IWCは独自の時計製造を発展させていきました。
創業者のジョーンズはアメリカ出身の時計師で、アメリカの工業的な生産方式とスイスの伝統的な時計技術を融合させようとしました。
この背景は、現在のIWCにも通じるブランドの個性につながっています。
華美な装飾を前面に出すというよりも、精度、耐久性、実用性、機械としての完成度を重視する姿勢です。
IWCの歴史と代表的なコレクション
IWCは長い歴史の中で、さまざまな名作時計を生み出してきました。
特に有名なのがポルトギーゼ、パイロット・ウォッチ、インヂュニア、ポートフィノです。
ポルトギーゼは、1930年代にポルトガルの時計商から大型で高精度な腕時計を求められたことが誕生のきっかけとなったモデルです。
大きなケースにシンプルな文字盤を組み合わせたデザインは当時としては非常に特徴的で、現在ではIWCを代表するコレクションとなっています。
またIWCはパイロット向け時計でも高い評価を獲得しました。
視認性を重視した文字盤、耐磁性や耐久性など、実用時計としての性能を追求したパイロット・ウォッチは、IWCの技術力を象徴する存在です。
さらに1950年代には、アルバート・ペラトンが開発したペラトン式自動巻き機構が登場します。
この独自の巻き上げ方式はIWCを代表する技術のひとつとなり、後の名作ムーブメントにも採用されました。
オールドインターとは?

では、「オールドインター」とは一体何なのでしょうか。
実はオールドインターという正式なモデル名や商品名が存在するわけではありません。
時計愛好家やヴィンテージ時計業界で、主に古いIWCの時計を指して使われる呼び方です。
特に1950年代から1970年代頃に製造されたIWCには、現在の時計とは大きく異なる魅力があります。
ケースサイズは比較的小さく、文字盤も非常にシンプル。ブランドロゴとインデックスだけという控えめなデザインも多く、一見すると派手さはありません。
しかし、実際に手に取ってみると、ケースの仕上げや文字盤のバランス、針の形状、ムーブメントの美しさなど、細部にIWCらしいこだわりが感じられます。
この「控えめなのに品がある」という雰囲気こそ、オールドインターの大きな魅力です。
オールドインターを語るうえで欠かせない「Cal.89」
ヴィンテージIWCを語るうえで、絶対に外せないムーブメントがCal.89です。
1946年に登場したCal.89は、IWCを代表する手巻きムーブメントとして長期間にわたって使用されました。
シンプルな3針構造を基本としながら、堅牢性と信頼性に優れ、長く使える実用的なムーブメントとして高い評価を受けています。
オールドインターの魅力は、外観だけではありません。
裏蓋を開けたときに姿を現すムーブメントこそ、ヴィンテージIWCの大きな楽しみのひとつです。
Cal.89を搭載したモデルは現在でもヴィンテージIWCの定番として知られており、IWCの歴史を感じられる存在となっています。
ペラトン式自動巻きとCal.85系
手巻きのCal.89と並んで、オールドインターを代表する存在がCal.85系の自動巻きムーブメントです。
最大の特徴は、アルバート・ペラトンが開発した独自の自動巻き機構です。
一般的な自動巻きムーブメントとは異なる独特の巻き上げ方式を採用しており、IWCらしい技術的な個性を見ることができます。
特にCal.853、Cal.854、Cal.8541などは、ヴィンテージIWCを代表するムーブメントとして知られています。
単に古い時計というだけではなく、当時のIWCがどのように「実用性の高い機械式時計」を作ろうとしていたのかを感じられる点も魅力です。
オールドインターの代表的なモデル
Cal.89搭載モデル
オールドインターの入門としても注目されるのが、Cal.89を搭載したシンプルな3針モデルです。
小ぶりなケースと端正な文字盤の組み合わせは非常にクラシックで、スーツにもカジュアルにも合わせやすいデザインです。
インヂュニア
IWCの技術力を象徴するモデルのひとつがインヂュニアです。
エンジニア向けの実用時計として開発され、耐磁性能を重視した設計が特徴です。
特にヴィンテージのインヂュニアには、現在の高級スポーツウォッチとは違った独特の存在感があります。
ヨットクラブ
1960年代から1970年代にかけて人気を集めたのがヨットクラブです。
スポーティーな雰囲気を持ちながら、IWCらしい上品さも残されており、当時のIWCのデザインを知るうえでも興味深いモデルです。
ヴィンテージ・ポルトギーゼ
現在のポルトギーゼにつながる歴史を持つヴィンテージモデルも、IWCファンから注目されています。
現行モデルとは違うサイズ感や文字盤デザインを持つ個体もあり、歴史を感じさせる魅力があります。
なぜオールドインターは人気なのか?
オールドインターの魅力は、単純に「昔の高級時計だから」という理由だけではありません。
最大の魅力は、時計そのものを楽しめることにあります。
現代の高級時計は大型化し、複雑機構や高級素材を採用したモデルも多く存在します。
それに対してオールドインターは、比較的小さなケースにシンプルな文字盤、そして優れた機械式ムーブメントを収めています。
派手な装飾ではなく、時計としての完成度で魅せるタイプなのです。
さらに長い年月を経た文字盤やケースには、現行品では再現できない独特の雰囲気があります。
文字盤の色合いや夜光の変化、ケースのエッジなど、一本一本に異なる表情があることもヴィンテージ時計ならではの楽しみです。
現行IWCとオールドインターの違い
現行IWCとオールドインターでは、同じブランドとは思えないほど雰囲気が異なる場合があります。
現行モデルは大型化したケースや高性能なムーブメント、現代的なデザインなどを取り入れ、現在のライフスタイルに合わせた時計として進化しています。
一方のオールドインターは、ケースサイズが小さく、文字盤もシンプルです。
しかし、その控えめなデザインこそがヴィンテージ時計としての魅力につながっています。
「最新の技術を楽しむなら現行IWC、歴史と機械式時計の味わいを楽しむならオールドインター」という考え方もできるでしょう。
オールドインターは「知る人ぞ知る」IWC
IWCというブランドは、ロレックスやオメガなどと比べると、一般的な知名度よりも時計好きからの評価が非常に高いブランドです。
そして、その中でもオールドインターは特にマニアックな魅力を持っています。
一見するとシンプルな古い時計。しかし、製造年代や搭載ムーブメントを調べていくと、そこにはIWCが長い年月をかけて培ってきた技術の歴史があります。
Cal.89やCal.85系、ペラトン式自動巻きなどを知ることで、単なるヴィンテージ時計ではなく、「IWCの時計製造の歴史そのもの」としてオールドインターを見ることができるようになります。
まとめ
IWCは1868年に創業した歴史ある時計ブランドで、実用性や精度、耐久性を重視した時計作りによって独自の地位を築いてきました。
その長い歴史の中で生み出されたヴィンテージIWCは、時計愛好家から「オールドインター」と呼ばれ、現在でも高い人気を誇っています。
特にCal.89やCal.85系、ペラトン式自動巻き機構などは、IWCの技術力を象徴する存在です。
現行IWCの華やかさとは違い、オールドインターには小ぶりなケース、端正な文字盤、優れたムーブメント、そして長い年月を経た独特の風合いがあります。
派手さではなく、時計そのものの魅力を楽しみたい人にとって、オールドインターは非常に奥深い存在です。
IWCの歴史を知れば知るほど、一本の古い時計に込められた技術と職人の仕事の価値が見えてきます。まさに「知れば知るほど面白くなるヴィンテージ時計」こそ、オールドインターの最大の魅力と言えるでしょう。
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